週刊新潮と週刊文春が中吊り広告の件をめぐって揉めておりますね(朝日新聞/ハフィントンポスト)。
これが影響力のないゴシップ誌でしたら誰も注目しないところでしょうが、老舗のライバル誌かつ「文春砲」と恐れ称されるヒットメーカーが当事者だけに、一般の方たちも注目されていることでしょう。
トラブルのあらましを単純図式化するとこんな感じすね。
①新潮の中吊り広告がトーハンに送られる
②文春の人がトーハンにその広告を見せてもらう
※文春の人はたぶん営業(トーハンに出入りするのは原則営業サイドのオシゴトですが、もしかしたら編集部の人が一緒に眺めているかもしれませんね。つか、広告の現物を一部貰えばいいだけの話かな)
要は、発売前に新潮の記事ラインナップをライバル誌の文春に筒抜けという流れですが、個人的には『そんな段階で内容がわかったところで新規で取材が進められるわけじゃないし、大勢に影響あるんだろうか』というところ……と思っていたら……。
今はウェブがあるんすなぁ。
これはデカイ。
もしも新潮で出される内容を文春ウェブが先に出したら、新潮の後出し感ったらありません。
もちろん、新潮が掲載する記事のネタを、文春が押さえているとは限りません。
しかし、新潮記事と少しだけでも同じネタを拾っていたら、小出しにしておけば「オレらが先に出したった!」という事実だけは残るでしょう。
で、実際にそんなケースがあったのでしょうか? あったから新潮も怒っているのか……。
一連の騒動に対し、文春の編集長は「我々はきちんと取材をしている」との声明を出されておりました。
この声明にウソはないと思います。
仮に新潮の記事ラインナップがわかったところで、一朝一夕に新たな原稿・写真を用意できるワケがござーせん。
ただ、コトの本質はそこじゃない気もします。もしもウェブで先出しを意図的にやってるとしたら、そりゃ新潮サイドは怒りますよね。
文春さんがヒット連発しているのも、突き詰めるところ「読者が欲しそうなネタを選ぶセンス・タイミング」がバツグンだからであり、それこそ他誌の追随を許さないのですから、盗み見なんかしなきゃいいのに……。
とまぁ、こういう風に考えていると新潮と文春の問題のような気もしますが、個人的に見逃してはならないことがあると思います。
そもそも中吊り広告を平気で見せていたトーハンです。
出版業界なら当たり前の存在ですが、一般の読者様にはまず関係のない「取次」という会社。彼らの業務は「本の問屋」さんであります。
再び単純図式化してみますと。
【出版社】は本を作って取次に送る
↓
【取次(問屋)】は全国の書店へ本を流通させる
この取次というのが問屋であり、要はトーハンのことですね。
他にも「日販」や「大阪屋」などがあって彼らが全国の書店・コンビニさんへ本を送っているのですが、トーハンは業界随一の老舗であり、それが取引先のライバル誌に情報を流してるんですから、新潮サイドにしてみりゃ「オマエら、何してんねん!」と怒り心頭でありましょう。
「一休、おまえこそIXAブログで何書いてんねん!」って?(´・ω・`) まぁ、今回の騒動の裏には、こうした存在があったことも念頭に置いておいてもよいかなぁ、と。
なお、取次は、存在自体が問われております。
ここ数年で中堅どころが2社消滅しており、大手二社(トーハン・日販)にしても流通量の減少に伴い売上が伸びず、しかも彼らには何の営業努力も見られない(あるいはあったとしても効果がでない)ため、出版社側も呆れているところが多いのです。
パクリ本も平気で流通させるし、むしろ「実績があるから売れますね」とか言い出しかねない。一度、ヒット作品が出ると、似たようなタイトルがばんばん出てくるのはパクリ本を出す出版社も終わっておりますが、それを平気な顔して受け取る取次サイドにも問題がある――と個人的には思ってます。
顕著だった例が……。
↑
これってどういうことなん?w 取次、何考えてんの?w
書店で本を注文したらわかると思います。手元に届くまで、未だに2週間ぐらいかかるハズです。流通システムが本質的には数十年変わっておらず、このネット注文時代に馬鹿かよ……と苛立ちを隠せません。
Amazonが日販を切り、出版社と直取引を始めたのも、取次があまりに遅いからです(ウェブ経由でAmazonが自動注文を出しても、取次の中で人が処理したりして時間がかかる、ほんとダメダメw)。
つーことで一通り愚痴をこぼしたところで金クジ!
本日、メンテ前に5枚ほど叩きました。一昨日の金クジ3枚・戦クジ3枚と一緒にご報告させていただきます。
まずは今日の金くじ5枚から、文春砲、どりゃあああああああああああああああああああ!
もう一丁、セイッ!
嫌な予感><; セイッ!
そういや、新天入れ替え前メンテで、当たりを引いたことないんすよね……(´・ω・`)
それでも、もう一丁!
お次がラスト、覇・織田信長さん、来いやぁああああああああああああああああああああああああああ!
やっぱダメだorz
オマケに5月17日分もご報告。
テンション上がらないので、淡々と(´・ω・`)
いや、ほんと酷いすね……。
こりゃ、今日も期待でけんか?
ほんと黄色だらけっすなぁ。
戦クジも、我慢しときゃよかったか……。
そしてラスト!
もうねorz
以下の記事にて、現役特・極武将全員のスキルをひと目でわかるように並べました。スキル選びにお役立てくださーい^^
【防御】スキルが一目瞭然! 合成に便利なテーブル&スペック一覧表
【攻撃】スキルが一目瞭然! 合成に便利なテーブル&スペック一覧表
【速度】スキルが一目瞭然! 合成に便利なテーブル&スペック一覧表
全クジ結果を
◆金・銀・戦に天上・天戦・季節クジ全結果(2017年4月22日~)
上記ページにすべてストックして参ります。
続く
>編集者兼イクサーさん
凄まじいスケジュールでやってんすねー!
週刊誌に記事提供したことはありますが、
編集サイドからの進行にはタッチしたことなかったので全然知らなかったっす。
勉強になりました、あざっす^^
つか、トーハンがしれっと事実を認めたことにはビックリです。
スクープ潰しが可能であることを知っていたとしたら、なおのことですよね。
新潮さんが怒る理由が納得できました。
復帰おめでとうございます。
新潮と文春の件で一寸だけ。
自分もむかーし週刊誌やってたんで様子がわかるんですが、
もし昼くらいまでに他誌の動向がわかれば、
夕方迄に原稿フィニッシュ→レイアウト組んで入稿→夜下版で間に合っちゃうんですよw
車内吊広告は見出しだけぶち込んで早めに進行させるのが常ですが、
本誌はギリギリまで差し替え可能です。
(ちな新聞社はもっとスゴいスピード感で差し替えをやってのけます)
もちろん一休さんのおっしゃるとおりウェブで小出しにってのも手ですけどね。
確か新潮・文春の発売日はおんなじ木曜日。
事前になにか掴んでいて、露出しようかしまいか迷っていた案件だったら、
自分が編集長なら見切りで出しちゃいますねw
つまりウェブといわず本誌でスクープ潰しが可能なのです。これが問題。
そして、ご指摘の通り、普段はなにもしない取次が一枚噛んでたというのも大問題ですね。